血圧が高めの時、「1,2か月運度や食事をしてもダメだったから、飲んでみましょう。」
そう言われて、初めは血圧のお薬を1種類から飲まれる方が多いでしょう。
中にはとても高く、すぐに下げなければならない状態の方もいらっしゃいます。
その時は、初めから1種類以上出ることもあります。
そして気が付いたら、2,3種類になっていて、そのうち睡眠剤も出されるようになっていた。
という方もいらっしゃることと思います。
その方の血圧の薬の経過(もしかしたら、糖尿病とか他も加わっていく)は様々です。
ですが、年と共にお薬が増えていく方が多いです。
高血圧の場合、お薬を飲み続けていることで睡眠障害になることはあるのでしょうか。
深い関係はないか一緒に考えてみましょう。
血圧が少し高めで飲み始まった1種類
会社や自治体の健康診断で、血圧が少し高めで、医療機関を受診する方は多いことでしょう。
少し高めの時は、基本的には1,2か月運動や食事で改善できるようにと指導されます。
それでもダメだったら、薬が出されることが多いです。
とても高くて危険な時は、お医者さんは、初めから薬を出される場合もあるでしょう。
ですが、血圧が少し高めの多くの方は、正しい指導がなされ、そして本人もそれに従うと、この1,2か月の運動や食事指導で基準値内に改善することは難しいことではありません。
ここが指導者の腕の見せ所です。
また、本人がいかに自覚できるかということはもっと大事なことです。
ですが、指導によって少しも改善することができなかったり、本人も自覚できなかったりすると、この後すぐお薬を出されることが多いです。
薬を飲むことで下がると安心する
お薬を飲み始めた方は、お薬によって、血圧が下がっていくことで安心します。
本当はこの時大事なのは、血圧のお薬を飲んでいても、生活習慣に気を付けることです。
そうすると、自然治癒力(中から治す力)が高まってくるからです。
その方の回復力によって、今度はお薬が効きすぎてくることもあります。
そうすると、お医者さんはお薬を減らしたり調整してくれます。
そのように、こまめにお薬が調整されることが大事です。
ですが、お薬によって、血圧が下がって安心した方は、そこで生活習慣を重要視しない方が多いのです。
気が付いたら何年も飲み続けていた、という声を良く聞きます。
またそのような状態で無理をしたり、ストレスを受けたりと、別の負担がかかった時に、そのお薬だけでは効かなくなって、別のお薬が追加されるということもあります。
最近は2~3剤の併用が用いられる
30年ぐらい前は、血圧が高めの場合は、1種類だけお薬を飲んでいる方が多かったのですが、今は、2,3種類の併用が用いられています。
一生飲み続けている方も多いです。
30年で人間の自然治癒力が相当落ちてしまったのか。
直すことが中心で、治す為の指導力が落ちてしまったのか。
どちらにしても、血圧のお薬を2種類以上、疑問もなく飲んでいる方が多い時代となりました。
血圧のお薬が影響して眠れなくなる可能性はあるのか
血圧が高いと、血管に負担がかかったり、合併症も心配だからということで、生活習慣の改善は積極的に行わないで、お薬だけに頼って、10年以上も飲み続けている方がいらっしゃいます。
お薬だけに頼っている訳ですから、血液が綺麗になる食事をしたり、血管の弾力性が良くなるように運動したりはしていませんんので、末端まで血液が行く力が弱くなっています。
そうすると栄養や酸素を全身に運んで、内臓や器官を元気にしなければならないのに、その力が落ちてしまいます。
大切な脳にも少なからず影響することは予測がつくことでしょう。
脳に十分な栄養や酸素が行き渡らないと、脳の働きは落ちていきます。
また脳ではいろんなホルモンが働いています。
脳の働きが落ちると、そのホルモンの働きにも影響してくるのは自然のことでしょう。
そしてうつの予防になり、幸せホルモンと言われているセロトニンやお休みホルモンのメラトニンや、細胞を修復する成長ホルモンなどは睡眠にも関係するホルモンです。
よって、それが十分働けないと、良質の睡眠がとれなくなっていきます。
そのことによって睡眠障害が起こってくると考えられます。
睡眠障害だけではなく、脳の働きが落ちてきますので、心の病や認知症なども心配となってきます。
食事や運動など生活習慣を大事にせず、血圧を下げるお薬を飲み続けている方は、どうしてもそのような状態が長年続いている可能性があります。
睡眠剤がないと不安になる
高血圧のお薬をもらう時に、一緒に睡眠剤をお願いする方もいらっしゃいます。
眠れると安心だからです。
ですが眠れなかったら「睡眠薬」、痛かったら「痛み止め」や「湿布薬」と症状だけ抑えることは、本当の安心には繋がらないことが多いです。
「早く何とかしてもほしいです。」
その気持ちはよくわかります。
ですが簡単に抑えているようで、実はからだの中は複雑になってしまいます。
押さえていることが、からだに大きな負担をかけていることもあります。
安易に飲んでいると、今度は飲まないと不安になってしまうのです。
最期に
時代によって、お薬の種類も変わってきたり、飲み方も変わってきます。
一般的なことが常識のように捉われがちですが、常識も変わっていきます。
血圧のお薬は一生飲まなければならない、と言われてきたことも変わってくることでしょう。
大事なのは、数値は下がったが、からだは本当に快適だろうか。
からだがほんとうに喜んでいて、心も元気だろうか。
そのような確認が必要です。
そして、血圧を下げるお薬を飲み続けていると、脳に酸素や栄養が充分行き渡りにくくなります。
その結果、脳の様々なホルモンの働きも落ちて、睡眠障害や心の病も生じる可能性があります。
脳はとてもエネルギーを使うので、栄養素や酸素を待っています。
脳に十分な栄養や酸素を運ぶためにも血圧は大事なのです。
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