上の血圧が140より高いと高血圧というけれども、お薬を飲まなければならないのだろうか。
と数値を見て、不安に思う方も多いことでしょう。
原因がわかっていてすぐに下げなければならない二次性高血圧は、すべての高血圧の中で、2~5%だけです。
その他は原因がわからないので、お医者さんに行っても対処の仕方が、先生によってそれぞれ違うということが生じてきます。
例えば、運動や食事の指導をじっくりされ、様子を見ながら極力お薬を出さない先生もいれば、飲んでも飲まなくても良いですが、飲んでみますか、とわりと簡単に出す先生もいらっしゃいます。
同じ上の血圧140でも、お薬を飲んでいる人と飲んでない人がいるのです。
また、ずっと飲んでも副作用が少ないので大丈夫ですよ、と一か月分出される先生もいらっしゃれば、下がっていますから、少し減らしていきますね。と細かく調整する先生もいらっしゃいます。
どの先生から指導してもらうかは、ご縁です。
たくさんいらっしゃる先生方の中から、その先生のところに行かれたのですから。
恵まれた縁を順縁、その反対を逆縁とよく言います。
自分と相性の合う先生だったり、自分が思ったように進まない場合もあります。
ですが、順縁であっても逆縁であっても、すべて順縁に繋がるようにしたいものです。
結果として、自分にとってより良い方向に向かうということです。
上の血圧140はの時は順縁に持っていきやすいです。
その方法をお伝えいたします。
人に任せっぱなしは自分に責任を持たないこと
よく人の言われるままに、任せっぱなしでうまくいかなかった時、その人のせいにする人がいらっしゃいます。
お医者さんに病気のことを説明してもらったら、それを自分で吟味して、考えてみるということが大事です。
納得したらそれでお願いしますし、納得いかなければ別のことを考えてみる必要があります。
この時大事なのは、静かな気持ちで考えられるかということです。
最近はいろんな情報が入ってきます。
良い面もありますが、情報に振り回されて、自分で考えられなくなってしまうことがあります。
世の中がマイナスの考えが大きくなると、自分もそうなりがちというように影響されてしまうのです。
座禅をするというのは、そのような時に平常心を保てる為に行うのかもしれませんが、別に座禅をしなくても、日常生活の中で、グッとお腹に力を入れて、考えるという習慣をつけることが大事です。
最後に決めるのは自分なのです。
上の血圧140は自分でも充分に考えなければならない値
上の血圧140の時は、まずは自己責任で、しっかりと現実を振り返ることが重要な数値です。
なぜならば、上の血圧140mmHg以上が高血圧とされていますが、130~139 mmHgは「正常高値高血圧」なのです。
正常だが高めという表現です。
140から、たった1低い数値の139は、正常高値高血圧です。
たった1の違いで、「高血圧」の分類になるか、「正常高値高血圧」の分類になるか変わるのです。
確かに自分のベストの血管の状態ではないかもしれません。
また、血液も少し汚れているかもしれません。
ですが、ここですぐにお薬だけに頼ると血圧が下がり、その時はよかった順縁だと思っても、副作用などで困り、逆縁となってしまうかもしれません。
この時、お薬を出されても出されなくても順縁に向かうために非常に大切なのが、生活習慣なのです。
このことが、2,3か月運動や食事や休養や心の持ち方に徹底的に気を付けてもダメだったら、次にお薬を考えるという意味です。
ほとんどは良くなります。
上の血圧が139であれば、「正常高値血圧」の範囲で、それに限りなく近いからです。
もし自己流で良くならなければ、やり方が違うかもしれません。
諦めずに結果を出している指導者を見つけましょう。
こちらも参考になさって下さい:高血圧の方が運動で効果が出ない時やり方を変えてみよう!
余計な情報に振り回されない為にも、お腹に力を入れて考えることが大事です。
その時に、スポーツや武道や、お茶やお花や書道や普段の習い事が活きてくることがあります。
習い事への取り組む姿勢が大事なのですが、趣味はそれだけが上達すれば良いというものではありません。
いざという時に判断ができるように習うという意味もあります。
上の血圧が140の時は、大事な分かれ目となることでしょう。
将来、永遠とお薬代を心配したり、副作用を気にしない生活をしたいですね。
ならばここで、本気で生活習慣を振り返りましょう。
こちらも参考になさって下さい:生活習慣を改善するために知っておくべき5つのこと
最後に
上の血圧が140以上は高血圧というようにきめられているので、140だった時ドキッとすることでしょう。
お薬を飲んですぐ下げたほうがよいのかということが頭をよぎることでしょう。
その時に慌てることなく、先生がお薬を出されても出されなくても、自分に責任を持ってできることは生活習慣を振り返ることです。
血管の弾力性がなくなったり、血液が汚れるような生活をしてないでしょうか。
数値は変動するものですから、目安として捉えることが大事です。
日本人間ドック学会などが2014年4月に発表した「新基準値」」は147/94以上でした。
これは人間ドックを受けた人のうち健康と思われる人の血圧の分布範囲を示したものです。
ですが、日本高血圧学会では140/90です。
どっちが正しいということにこだわるのではなく、確実なところは、高めだったら生活習慣を本気で振り返るということです。
自分の体質はどういうことで血圧が上がりやすいのか見抜くことです。
自分に責任を持つとともに、安心感も生まれてきます。
江戸時代に健康(養生)についての指南書を書いた貝原益軒は、自分の体質を知り、体質を変えることによって長生きをしたと言われています。
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