関節痛

膝痛が原因で身長まで低くなってきたシニア層が振り返ること

     

    最近は、膝痛だけではなく、身長まで低くなってきたと悩んでいる方はいらっしゃいませんか。
    その上、

    • 腰まで曲がってきてしまった
    • O脚がひどくなってしまった
    • 横に大きく揺れて歩きづらい
    • 転びやすくなってきた

    このような症状を抱えて、だんだん外に出るのがおっくうになってしまった。
    家でごろごろすることが多くなり、益々背が低くなっていくようだ。

    そのような悪循環に陥っていませんか。
    というより、姿勢の良い高齢者は少なく、ほとんどの高齢者の方は姿勢が悪くなってしまっています。

    その悪い姿勢のまま、ウォーキングをしたり、みんなと一緒に体操教室に参加して、かえって圧迫骨折などになってしまっている方もいらっしゃいます。

    また、諦めてしまって、病院で電気をかけてもらったりマンネリ化してしまっている方もいらっしゃいます。
    そのうちもっと背が低くなってしまって、寝たきりになってしまっては大変です。

    腰が曲がってきたり、O脚がひどくなったり、歩きづらい、転びやすい、ということをすべて筋力アップから考えていませんか。
    悪い姿勢の状態で、筋力トレーニングから始めるのも辛いです。

    もっとあなたの生きざまから振り返ってみましょう。
    大きなヒントがあるはずです。

    年を重ねながら、身長が伸びるとよいですね。
    あなたの身長を5㎜でも1cmでも伸ばしていきませんか。

    仕事の癖がついてないでしょうか?

    高齢者の時の姿勢は、若い時からの生活習慣が影響しています。
    若い頃、あなたはどのような仕事をしていましたか。

    立ち仕事の長かった方、片方に寄り掛かるような姿勢で立ってなかったでしょうか。
    片方だけに体重をかける癖のある方は、身体が歪みやすく、膝にも影響を及ぼすことがあります。

    また、坐っている姿勢が多かった方は、いつも同じ側だけ足を組んでいませんでしたか。
    時々、反対も組んでいる人もいれば、やりやすい方だけ組んでいた人もいることでしょう。

    足を組んでいる方がすべて膝痛になるわけではありませんが、それに腰かける深さなどいろいろ作用して、膝痛の原因が生じてしまいます。

    そして、背中を丸くして坐っていることが多くはなかったでしょうか。
    その方は、腰の疲れの方から膝痛に来ている場合が考えられます。

    柔らかいソファーに長時間坐ることも、結構疲れるものです。

    荷物を持ち上げる仕事の方は、全身運動ではなく、手だけで持ち上げていたり、膝や腰に負担がかかる身体の使い方をしていなかったでしょうか。

    荷物と自分の距離を近づけるやり方もあります。

    性格はどうだったでしょうか?

    いつも、悲しい気持ちでいる人は、やはり、背中が丸くなってしまいがちです。
    また、人の顔色をいつも気にしていた人も、遠慮したような姿勢が多くなります。

    逆にだらしなく足を開いた姿勢が多いと、足を閉じる力が落ちてきます。
    やはり、適度な緊張感は必要です。

    いつもイライラしている人は、肩に力が入っています。
    そして、膝も伸ばしきったような突っ張った状態になりがちです。

    それぞれの性格によっても、偏った身体の使い方が生じてしまうのです。

    内臓の働きは大丈夫ですか?

    膝痛だからと言って、下半身だけに問題があるとは限りません。
    胃が痛くて、それをかばうようにして前かがみの姿勢になってしまったり。

    腎臓が弱くて、いつも腰のあたりが張ったような違和感があって、腰をかがめると楽なのでそうしていたとか。
    そのように内臓の疲れやすいところがあって、それを抑えるような姿勢になっていなかったでしょうか。

    人によっては生まれつき、疲れやすいところがあります。
    逆に内臓が丈夫で頑張り過ぎて痛めてしまったところがある方もいらっしゃることでしょう。

    健診数値で、最近特に気になるところはないでしょうか?
    内臓の疲れを取っていくことによって、膝が楽になっていくこともあります。

    最後に

    膝痛になる人、ならない人。
    年と共に極端に背が低くなる人ならない人。

    同じ年を重ねてきた高齢者をみると、様々な姿勢で歩かれています。
    小学校の時は、こんなに差はなかったでしょう。

    ですが、年を重ねながら、大きな違いが生じてしまうのです。
    背が極端に低くなるばかりでなく、腰が曲がってしまったり、首が前に出てしまったり。

    膝も大丈夫な人もいれば、病院に通って膝痛が良くならない人もいます。
    そして、その膝痛の種類は一つではないのです。

    膝痛の方は、それぞれ訴えることが違います。
    私は、初めはエアロビクスのインストラクターをしていましたが、その後武道に出会い、身体の繊細な使い方を学びました。

    若いころからの身体の使い方、ちょっとしたことが長年の習慣となり大きな違いを生じてしまうことがわかりました。
    そして、内臓の疲れや心の状態までもが、膝に影響を及ぼしてしまうのです。

    筋トレさえすればよくなると思っている方が多いです。
    そして、長く続けていてもよくならない!と悩んでいる方も多いです。

    それは筋トレが悪いのではなく、間違ったやり方をしているから、改善しないのです。
    もしかしたら、そのままの筋トレで、「痛い、良くならない」を続けてしまうことにもなりかねません。

    正しい動作、内臓の働き等総合的に見ながら、機能を回復させることが必要です。
    血圧や糖尿病やストレスが原因しているかもしれません。

    よって動作だけではなく、生活習慣も気を付けることがとても重要です。
    シニアの膝痛の多くは生活習慣病なのですから、生活習慣の問題点がわかれば改善への近道となることでしょう。

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