長年膝の調子がよくなくて、筋力を鍛えなければと、筋力トレーニングをしたり、ウォーキングをしている方も多いのではないでしょうか。
ですが、そのウォーキングで、逆に膝痛が悪化してしまっている方もいらっしゃるようです。
せっかく良くしたいと思っても逆効果になっては残念です。
あなたは次のような歩き方で痛めていませんか。
無理に歩幅を大きくしている
適正な歩幅は、一般には身長(cm)×0,45~0,5と言われています。
身長の45~50%位の歩幅が目安となっています。
歩幅を大きくするとダイエット効果が期待できるとか、姿勢が良くなるとか、お尻が引き締まるなどいろいろな効果が言われています。
実際にそのような効果が出た方もいらっしゃることでしょう。
ですが、膝痛の方のお話を聞いていると、
「歩幅を広げて歩くようにしているが、良くならない。」だけではなく、
「歩幅を広げて歩くと膝がもっと痛くなってしまった。」
そのようなお話をよく伺います。
足の歩幅ばかりを気にして、外から見ても不自然に歩いている方がいらっしゃいます。
足だけが先行してしまって、前かがみになったり、無理をしたフォームで歩いている方を見かけます。
膝痛のある方にも、いろんなタイプの方がいらっしゃいます。
歩幅を大きくするとよいというのは、膝痛のある方全てには当てはまらないので注意が必要です。
足の位置は、重心が移動して、自然に地面に降りるところです。
重心が正しく移動していないのに、足の歩幅だけ大きくすると、かえって膝や腰を痛めてしまいます。
無理に歩幅を広げて、膝の痛いのが悪化してしまた方は、その方に合った歩き方ではないと考えてよいでしょう。
体に合っていれば、余計な疲れが残ったり、痛みが増すことがないからです。
踵からつくことを意識し過ぎ
踵からつかなければならない!
と意識して、膝を痛めたという方の話をよく伺います。
踵を意識するあまり、踵にどんどんと体重が乗っている方が多いです。
特にメタボの方など、痛めてしまう方が多いです。
なぜなら、踵からつかなければと、踵に体重が集中してしまうからです。
上手に重心移動ができているとよいのですが、そうでない時は、膝や腰に負担がかかてしまいます。
一つの表現でも、取り方によて良くなる方もいれば、より悪化してしまう方もいるのです。
表現の解釈は難しいですね。
兎に角、世の中で常識と思われていることでも、その動きをしたときに痛みが出る時は、自分に合ってないかもしれないと考える必要があります。
ですが、普通に考えても、踵に体重がどんどんと乗ってしまえば、踵やひざなどに負担がかかることがわかります。
それだけではなく、足も太くなってしまうかもしれませんね。
もっとお腹や背中を引き上げて歩いてみることも大事です。
腕や肩に力を入れ過ぎ
腕を大きく振らなければならない!
と、腕を大きく振ることに意識が行きすぎて、腕や肩に力が入り過ぎていませんか。
ある方は、ギュッと手を握り締め、肩に力が入って、背中もカチコチになって歩いていらっしゃいました。
私達は、どこかを意識するとそこに力が入り過ぎてしまう傾向にあります。
よって腕を大きく振るとなると、腕に力を入れて、足は反動で出してしまうということになりかねません。
そうすると、どうしても、部分を意識しすぎてしまい、全体のバランスを崩してしまう方が出てきてしまいます。
もっと自然体!
自然体というと、簡単そうで実は難しいですね。
私達は、普段、こうしたいという意識が強すぎるのかもしれません。
それによって、身体に余計な力が入ってしまい、それで膝などに負担がかかっているのでしょう。
なのに、さらに部分を意識しすぎると動きがぎこちなくなってしまうのです。
立った姿勢ではどうか
立った姿勢でも膝が痛いのであれば、その姿勢から見直さなければなりません。
立った姿勢の時点で違和感があると、歩いても膝痛が出てしまうことが多いです。
まずはうなじを伸ばしてみることを意識してみましょう。
膝も楽に立っているでしょうか。
詳しくはこちらを参考になさって下さい。うなじを伸ばすことの大切さ
自然体で立つことができるようになったら、その状態を覚えておいてから歩き始めることが大事です。
最後に
膝の調子が悪い方は、それぞれ原因が違っています。
それぞれの足の着き方、歩き方も違うのです。
その時に、マニュアル通りの歩き方をすると、かえって痛めてしまうことがあります。
あなたは何かを意識しすぎて、身体に無理をかけていないでしょうか。
私は、大学時代は、エアロビクスのインストラクターをしていて、当時は、歩幅を大きく、踵からついて、腕を良く振ってと指導していました。
体軸のできている方はそれで、効果が出る人もいらっしゃいます。
ですが「膝の調子がよくないんです。」
という方々は、これらを意識して歩いているにもかかわらず、良くならないのです。
武道の身体の使い方を知った時、これは、余計なところに意識が行きすぎて、痛めているのではないかと思いました。
そしてお一人ずつ、歩き方が違い、これは生活習慣からも影響を受けることもわかりました。
難しく考えず、それぞれの方に合った歩き方をすると、短時間でも楽になっていくのです。
マニュアル通り、一生懸命言われたように歩いても良くならないとがっかりしないでください。
まずは余計なところに力を入れ過ぎていないか。
そして、立っている姿勢が膝に違和感もなく、気持ちよく立っているかというところから見直してみましょう。
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