高血圧の時、食事は何が良いか、毎日考えるのは大変!と思っていませんか。
いろいろ体に良い食材はあるけれども、どれを使ったらよいか迷うことがありますね。
その時は玉ねぎをベースに、考えてみましょう。
玉ねぎはいろんな料理に合います。
それだけではなく、からだにもとても良いのです。
簡単にできる玉ねぎ献立をお伝えいたします。
この考え方で行うとレパートリーも増えることでしょう。
玉ねぎは何科の植物?
玉ねぎはユリ科の植物です。
ユリ科の植物にはデトックス作用があると言われています。
デトックスとは、毒素老廃物を排出するという意味です。
高血圧は、新陳代謝が悪いことが大きな原因なので、デトックスすることは大切です。
昔、エジプトでは玉ねぎは神聖な野菜であると考えられていました。
悪魔除けに家の前に吊るすような用い方もされていたようです。
よって、からだにとっても、いらなくなったものを出してくれる、デトックス作用が期待できるのです。
ビラミッドが作られていた時代、労働者に玉ねぎが配られていたそうです。
栄養たっぷりの玉ねぎがあのピラミッドを作る原動力となっていたのでしょう。
このユリ科の野菜は他にどんなものがあるでしょう。
アスパラガス、ネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウというように、からだによさそうなものがそろっています。
玉ねぎの効果
多くの栄養素がバランスよく含まれています。
血液サラサラ
硫化アリルという、玉ねぎの辛み成分に中性脂肪や悪玉コレステロールを低下させる働きがあります。
よって、血液をサラサラにする作用があり、動脈硬化の予防になります。
血液ドロドロで、血圧高めの方にはお勧めの食材です。
疲労回復・精神安定
硫化アリルはビタミンB 1と結合して、ビタミンB1の働きを持続させます。
ビタミンB1には、疲労回復の働きがあります。
よって、ビタミンB1の多く含まれている豚肉や、大豆製品、うなぎ、青のり、昆布などと一緒のお料理もお勧めです。
また、ビタミンB群が含まれており、イライラや不眠など予防の精神安定作用も期待できます。
胃の働きを改善
硫化アリルは消化の働きを助けてくれます。
食欲増進の作用があります。
がんや動脈硬化の予防
ケルセチンという成分は抗酸化力に優れています。
がんや動脈硬化の予防になります。
血圧のお薬を飲んでいる方も、お薬によって体が酸化されやすいのでお勧めです。
アンチエイジング効果も期待できます。
玉ねぎのお料理を3つに分けて考える
生でも、揚げ物にしても、煮込んでも焼いてもいろんな方法でお料理に使えるので大変重宝できます。
そこで、今日は玉ねぎをどんなお料理に使おうかと思ったとき、次の3つから考えてみましょう。
すべてのお料理に入れなくても、どれかに使うようにすると良いです。
- サラダ
- メイン
- スープ
サラダに使ってみよう♪
特に朝はフレッシュなサラダが食べたくなりますね。
玉ねぎをベースに、いろいろ野菜を加えてみましょう。
簡単バナナと玉ねぎサラダ
玉ねぎを薄切りにします。
水にさらしすぎると、栄養素が抜けてしまいます。
ほんの少しの自然塩で塩もみをすると、甘さも引き立ちます。
そこにバナナを輪切りにして、混ぜると出来上がりです。
朝のサラダには、少しの果物+玉ねぎなど野菜を加えると、いろいろバリエーションを楽しめます。
メイン料理に玉ねぎを使ってみよう♪
太り過ぎも高血圧に悪影響を及ぼします。
天ぷらや、揚げ物は摂り過ぎないようにしましょう。
簡単アルミホイルで魚と玉ねぎ
アルミホイルに玉ねぎと魚の切り身を入れて魚焼き用のグリルで焼きます。
お肉でもよいです。
お好み焼きマヨネーズソースの代わりに和風たれ
お好み焼きは、キャベツをたっぷり、シーフードを入れたり豚肉を載せたり、好きな具をいれて作ります。
普通は、マヨネーズとソースをたっぷり塗ることでしょう。
その代わりに、玉ねぎをすって少しの醤油を混ぜて上から塗ります。
一度裏返して焼いて、青のりをかけます。
健康的な、和風お好み焼きが出来上がります。
スープに玉ねぎを使ってみよう♪
お味噌汁でも、スープでも汁ものに玉ねぎを使います。
野菜の具だくさんの味噌汁
血圧が高めの方も、天然の塩を使って、しっかり発酵させたお味噌に野菜の具をたっぷり入れると、からだに良い味噌汁が出来上がります。
ここに玉ねぎも具の1つとして加えます。
腸をあっためたり、免疫力がアップします。
メイン料理で余った手羽先の骨でスープ
メイン料理で使った手羽先の骨からは、まだ栄養は摂れます。
玉ねぎやジャガイモなどお野菜たっぷりのスープのだしとして使うことができます。
高血圧のお薬を飲む方も増えていますが、骨粗しょう症の方も増えています。
だしも他に、にぼしとか、昆布、鰹節を上手に使いましょう。
保存食として便利
何か、もう一品という時のために、簡単に保存食を作っておきましょう。
玉ねぎのぬた
玉ねぎを炒めて味噌で和えておいて、保存しておくと一品となります。
酢玉ねぎ
玉ねぎをスライスして、酢につけておくと酢玉ねぎができます。
お料理の時に気を付けること
玉ねぎを刻んでから水にさらすと辛みが少なくなります。
ただ水にさらしすぎると、栄養素が逃げてしまうので、さらすのは1~2位にしましょう。
最期に
玉ねぎは血液をサラサラにして、からだに良いということはだいぶ浸透しています。
ですが、お料理は毎日のことで献立作りに悩むことがあります。
その時、サラダかメイン料理か、スープかそのどれかに玉ねぎを加えてみるとよいでしょう。
玉ねぎをすってドレッシングの代わりにするのもお勧めです。
お料理も、健康と同じく、簡単で効果のあることが長続きします。
シンプルに考えて取り組んでみましょう。
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