血圧のお薬は一生飲まなければならない、と常識のように思っている方がいます。
ですが、夏は調子がよいので、お医者さんがお薬を減らしてくれた。
または、少しお薬を飲まないで様子を見ましょう。
とお医者さんに言われたという方が、夏の時期にはでてきます。
血圧のお薬は、一生飲まなければならなかったのでは?
その疑問、一緒に考えてみましょう。
夏、血圧のお薬が減らされたという方
お医者さんは、血圧の値を測って、その他は問診したり、顔を見たり、触診したりして、お薬を減らして様子を見ましょうと言われたと思います。
血圧の値が、下がり過ぎても大変だからです。
血圧が下がり過ぎてしまうと、脳に栄養や酸素が生きにくくなってしまいます。
めまいがしたり、立ちくらみしたり、物忘れがしたりと、これまた心配なことがいろいろ生じてしまう可能性があります。
高すぎても低すぎても良くないですね。
そこで、血圧の数値と、その方の状態を見て、お薬を減らして下さったことでしょう。
もしくは、飲まないで様子を見ましょう。
と判断して下さったことと思います。
夏は、暑くて血流が良くなったからかもしれません。
そのままの状態で、冬も血圧の値が一定だとしたら、
冬になってもお薬が減ったまま、飲まなくても良い状態が続くはずです。
高血圧のお薬です。
夏このように下がり過ぎた時、減らしたり、飲まなくても良いという指示がお医者さんから出る場合があります。
多くの方は冬になるとまた血圧のお薬を飲むことになる
夏、血圧のお薬が減ったのに、冬になったらまたお薬が増えてしまったという人も多いでしょう。
なぜ、冬になるとまた飲むことになってしまったのでしょうか。
健康な方も血圧は、一日の中で変動します。
季節によっても変動します。
なぜなら私達は自然の一員だからです。
朝は、目を覚ますために、交感神経が高まったり、ストレスホルモンであるコルチゾールが出て、血圧が上がるのは生きているからの反応です。
そして、夏より、冬が高くなるのは、寒くて血流が悪くなったり、血管の弾力性が落ちる為、末端まで栄養や酸素を運ぶために、血圧を上げるのです。
それに対しての調整は、本来、脳が自動的にしてくれています。
自動調整で追いつかない時、脳も調整しようとしています。
薬は脳の働きを超えて「どいた!どいた!」と強制的に調節します。
夏は暑くて新陳代謝が良くなって血圧が下がった。
ですが、食べ物に気を付けてないし、運動不足で血管の弾力性が悪かったりすると、冬寒くなって新陳代謝が悪くなると当然上がってしまうのです。
夏、血圧のお薬が減った時に何をするかが大事!
お医者さんに言われたからと、安心してお薬を減らすばかりではなく、この時こそチャンスです。
なぜなら、お薬を飲んでなかったり、減ったということは、お薬の副作用も減っているからです。
野菜、海藻類やなどからビタミンミネラルをしっかり補い、タンパク質もしっかり補って丈夫な血管を作ることに集中しましょう。
そして、適度な運動と睡眠で、細胞の修復をせっせとしましょう。
その結果、冬の気温が下がるということに対して、自然に多少上がるという範囲にとどまっていたら、
冬になってまた先生がお薬を出したり、増やしたりということはしないでしょう。
お薬を増やすかどうかは、血圧の値を中心に判断されます。
血液の状態が良く、血管の弾力性も良くて、血圧の値も高くなく、体調も良ければ、お医者さんは、今の状態で様子を見ましょうと言われることでしょう。
そうしたら、一生飲まなければならないということは絶対ではないということになります。
最後に
からだの反応に対して、なぜだろうと考えることは大事です。
なぜ夏はお薬を減らしたり、飲まなくてよいと先生はいわれたのだろうか。
ずっと一生飲まなければならないと思っていたが、これは一生飲まなければいけないということとは違うのではないだろうか。
と、子供の時「どうして、なぜ」と疑問を持ったように考えてみる必要があるのです。
自分の体です。
なぜだろうと考えることなく、機械のように夏は休んで、寒くなったらまた飲んでと惰性で飲んでしまっていたら残念です。
この時大事なのは、お薬を減らしましょう。
飲まなくてよいですと言われた時に、油断しないで、せっせと新しい細胞を作りことに精を出すことです。
運動だけではだめです。
細胞を新しく作り変えなければならないですので、運動+食事、そして休養を加えて立て直しましょう。
暑いということは、新陳代謝が良くなるということ。
汗が出て毒素老廃物も出しています。
その後に食べた物や休養で新しい細胞に作り変えましょう。
その結果を自分でも確認しながら行うと、自分にも気付きが生じてきます。
そこが大切なことなのです。