高血圧

二次性高血圧での原因は降圧剤だけで改善しないという事実

     

    高血圧で悩まれている方の中には、頭痛やめまい、耳鳴りに困っている方も多くいらっしゃいます。
    基本的には、自覚症状が出にくい高血圧ですが、血管が痛んでいくと脳卒中や心筋梗塞などを突然引き起こすことがあります。

    高血圧を1日でも早く改善したいと思って、治療をしていてもなかなか改善しないなんてことありませんか?
    実は高血圧の原因というのは1つではないのです。

    高血圧の原因は、主に「本能性高血圧」「二次性高血圧」との大きく分けて2つに分かれていることをご存知でしょうか?
    今までセミナーでお会いした方々の中でも、高血圧と一括りに考えてしまっている方は多くいました。

    ですが、高血圧の治療をしているのに改善しない時は、実は二次性高血圧の可能性が非常に高い場合があります。

    もし、なかなか高血圧が改善しないと悩んでいる方は、2つの違いをしっかり理解して治療することにより、効果的な改善方法が身につきます。

    まずは、2つの高血圧の違いをしっかりと理解して、改善に向けて取り組んでみましょう。

    本態性高血圧について

    原因の明らかでない高血圧を本態性高血圧と言います。

    健康診断などで高血圧と診断される方のほとんどが本態性高血圧で、高血圧の90~95%をしめます。

    基本的に降圧剤を用いて治療を行っていきます。

    ただし、原因は明らかでありません。
    主に、遺伝的要因、環境的要因(運動不足・食べ過ぎ・塩分の摂り過ぎ・ストレス・喫煙・睡眠などの生活習慣)、加齢が要因として考えられます。

    そのため風邪薬のように、「この薬を飲めば必ず治ります」などと言った、具体的な改善方法が見つかっていません。

    よって、運動・食事・睡眠などの生活習慣の改善をし日常生活を見直すことが、改善に近づく近道とも言えます。

    二次性高血圧とは

    原因が明らかな高血圧を二次性高血圧と言います。
    高血圧の5~10%が二次性高血圧です。

    血液検査、さまざまな画像検査をすることにより、二次性高血圧を発見することができます。

    そして、原因となっている基礎疾患を治療すると改善してきます。
    本態性高血圧と比べると、35歳以下の若年や、60歳以上の高齢に多く、症状は急激に進行することがあります。

    本態性高血圧は、遺伝的要因も含んでいるため、家族にも同じような本態性高血圧が見られることもありますが、二次性高血圧は、家族歴のないことがあります。

    ですから、

    • 家族の高血圧と症状が少し違う
    • 検査をしっかりしていないのに高血圧と決めつけている
    • 知り合いより症状の進行が早い
    • 降圧剤の治療をしても効果が出ない

    と言ったようなことが思いあたった場合は、二次性高血圧を疑っていても良いかもしれません。

    ほとんどの高血圧は原因のわからない本態性高血圧ですが、二次性高血圧と診断される人がいないわけではありません。
    わずかの可能性でも、あなたの体をしっかり調べることによって、これからの治療に専念することができます。

    二次性高血圧を調べるには、いろいろな検査をする必要があります。
    今後の健康に及ぼす事なので、聞きなれない言葉が多いですが1つ1つ大切な事なのでしっかり理解していきましょう。

    二次性高血圧をまねく病気・要因

    慢性腎臓病が影響するものが多く、血液検査の他、腎機能を見たり、様々な検査が必要となります。

    腎性高血圧

    全高血圧2~5%ですが、二次性高血圧では75パーセントを占めます。

    腎実質性高血圧

    慢性糸球体腎炎、糖尿病から起こる糖尿病性腎炎など腎臓の機能異常のために起こります。
    二次性高血圧の中で、最も多く確認されます。

    腎臓を疲れさせないよう、睡眠に気を付けたり、塩分や低たんぱく質など食事に気を付けることも大事です。

    腎血管性高血圧

    腎臓の動脈が狭くなることで起こります。
    腎臓の動脈が狭くなると、血液が十分に供給されなくなり、血圧を上げるタンパク質(レニン)が作られ、血圧が高くなってしまいます。

    腎臓の動脈硬化症が進んでいることも大きな原因の一つです。

    内分泌性高血圧

    内臓のホルモン分泌以上によって引き起こされる高血圧です。

    原発性アルドステロン症

    腎臓の上にある副腎皮質に病変が起こり、アルドステロンと呼ばれるホルモンが過剰に分泌されます。
    そのことによって、体内の塩分が増加して血圧が上がります。

    クッシング症候群

    副腎皮質でつくられる副腎皮質ステロイドホルモンのひとつ、コルチゾールが増えすぎるために起こる病気です。
    高血圧や糖尿病など様々な病気を引き起こします。

    褐色細胞腫

    副腎髄質または交感神経節細胞などにできる腫瘍です。腫瘍からはカテコールアミンというホルモンが過剰に分泌され、高血圧や代謝亢進を起こします。

    甲状腺機能亢進症

    甲状腺はのど仏の下に蝶が羽を広げて気管を抱くような形でついています。
    その甲状腺からのホルモンが過剰に分泌され、血圧が上がったり、心拍数が増えたり、いろんな機能の加速が増します。

    妊娠高血圧

    妊娠をすると一時的に高血圧になることがあります。
    妊娠20週以降分娩後12週までに高血圧が見られた時、または高血圧に蛋白尿が加わった時、妊娠高血圧症と診断されます。

    一般に40代までの女性は、妊娠中に高血圧になることを除いて、男性より血圧は低めです。
    これは女性ホルモンのエストロゲンが影響しています。

    ですが閉経後エストロゲンが減ると、血圧が上がってきたり、血管系のリスクも増えてきます。

    睡眠時無呼吸症候群

    睡眠時に上気道(気道のうち鼻から鼻腔、鼻咽喉、咽頭、喉頭まで)がふさがり、10秒以上の呼吸停止がi時間に5回以上みられることを言います。
    酸素が不足して、それを補うために呼吸数を増やします。

    交感神経が持続的に緊張して高血圧を引き起こしてしまいます。
    寝ているときに大きないびきをかくことが特徴です。

    肥満や、お酒の飲みすぎ、口呼吸をしていないかなど気を付けることも大切です。

    二次性高血圧の原因に合わせた治療

    二次性高血圧であれば、今まで飲んできたお薬が変わる可能性があります。
    なぜかというと、本態性高血圧と異なった治療をしていく必要があるからです。

    基本的には、同じ高血圧の病気ですが、その原因にあった治療を進めていくのが、あなたの健康な体をつくる第一歩なのです。

    まとめ

    二次性高血圧は様々な検査をして初めて気づくということも少なくありません。

    今まで、本態性高血圧と思って生活していた方が、調べてみたら二次性高血圧だったということもあります。

    そして、特定の原因がある為、生活習慣だけでは血圧が下がらない場合があります。
    ですが、腎機能が低下していることも多いので、寝不足、冷え、ストレスなどに気を付け、腎臓を休めることは大切です。

    まずは、高血圧だからというように一概に決めずに、あなた自身の体が「本態性高血圧」なのか「二次性高血圧」なのかをしっかり理解して、それに合った治療法を試していくようにしましょう。

    そうすることによって、今まで改善できなかったことが改善できるようになっていくことは珍しくありません。

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