高血圧

高血圧伸び続ける患者数!医療費負担で苦しまない為の習慣

     

    現在の日本は、すべての国民を何らかの医療保険に加入させる国民皆保険の制度に則って行われています。
    これは、病気やけがの場合に、安心して医療が受けられるようにと、医療保険の加入者が保険料を出し合う、相互扶助の精神に基づいています。

    この制度によって、生まれてからこれまで、恩恵を数えきれないほど受けていることは事実です。
    歯医者さんに行く、手術をするなど、いろいろ助かってきたのです。

    それが少子高齢化などによって、医療費を使う世代が増え、それを支えていく世代が追い付かない時代となっています。
    ですが、日本の医療制度が崩壊するのではないかという心配は、それだけが原因なのでしょうか。

    とても有難い制度であったがゆえに、安易に保険に頼り過ぎてしまったのかもしれません。
    高血圧においても然り、総患者数や医療費は、ものすごい勢いで増えています。

    これは健康だけの問題ではなく、日本国民の生活に大きく影響を及ぼしてしまいます。
    逆に健康になり、医療費が削減される方法があれば、やらない手はありません。

    まずは身近なあなたの血圧から社会貢献していきませんか。
    高血圧が改善すれば、薬による副作用も気にしなくてよくなるし、医療費負担も減るのです。

    日本医療制度の歴史

    1922年 健康保険法制定 従業員が15人以上の工場、事務所に限定

    1961年 (昭和36年法律192号)が改正され国民皆保険が実現

    国民皆保険のメリット

    国民皆保険とは、すべての国民が何らかの医療保険に加入するという制度です。
    それぞれの加入者が保険料を出し合います。

    病気やけがの場合に、安心して医療が受けられるようにと、相互扶助の精神に基づいています。

    相互扶助とは

    大辞林 第3版の解説
    ①互いに助け合うこと。互助。
    ②ダーウィンの生存競争説に反対したクロポトキンの理論の中心概念。生物や社会は競争や闘争によってではなく、自発的な協同によって進歩するという考え。
    出展|三省堂
    詳しくはこちらを参照:httpss://kotobank.jp/word/%E7%9B%B8%E4%BA%92%E6%89%B6%E5%8A%A9-89336 コトバンク

    国民皆保険のデメリット

    ・病気にならないよう、普段から生活習慣に気を付けていて健康で、病院にかかることのない人、
    ・ケガをしないよう、身体を鍛えたり、直観力や判断力を高めたり、病院にかかることのない人

    にはメリットはありません。

    高血圧の総患者数と医療費の変化

    厚生労働省が3年ごとに、「患者調査」を実地しています。

    平成26年の調査によると、高血圧疾患の総患者数(継続的な治療を受けていると推測される患者数)は、1010万800人、前回平成23年は906万7000人でした。

    約104万人増加しています。
    高血圧疾患の総患者数は伸び続けています。

    詳しくはこちらを参照:

    https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/14/dl/kanja.pdf平成26年度厚生労働省

    https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/11/平成23年度厚生労働省

    高血圧性疾患の年間医療費は、1兆8,890億円です。
    そして、全体の医療費は、平成26年は40兆8,071億円,前年は40兆610億円で7,461億円、1,9%も増えています。

    医療費が一年間で、7,461億円も増えているということは、異常ではないでしょうか。
    難病が増えていたり、高い薬も増えているという事実もあります。

    しかし、それにしても、1歳年を取っただけで、医療費は7,461億円も上がってしまうとは、年だけのせいではないように思います。

    お薬だけに頼らない習慣を持つ

    国民皆保険になったお陰で、安心して医療を受けられる反面、お薬だけに頼り過ぎてしまった。
    という流れが、日本にできてしまったのではないでしょうか。

    高血圧は慢性病だ。
    高血圧の薬は一生飲まなければならない。

    そう思って、生活習慣を振り返ることなく、お薬だけに頼ってしまい、お薬の数も増えてはいないでしょうか。
    お薬も必要なことはありますが、お薬を飲みながらでも大事なことは生活習慣を見直すことなのです。

    最後に

    初めは前提された所にしか適用していなかった、健康保険法は40年たって国民皆保険になりました。
    その40年の間、日本国民の為に良いようにと、多くのことが議論されてきたと思います。

    その当時は、こういう事態になるとは、予測ができなかったに違いありません。
    ですが、私は薬科大学を卒業して、調剤薬局で働いていた当時から危機感は感じていました。

    今でこそ、風邪の時に必要がなければ抗生物質は出なくなりましたが、当時は風の時ほとんどの人に抗生物質が出ていました。

    身体の中の必要な菌も死んでしまいますし、免疫力も低下してしまいます。
    また、湿布薬など山のように持っていく方もいました。

    「家族にも使わせる。」とか
    「次になった時のためにも貰っておく。」

    といったことも患者さんの中から聞こえてきました。
    ですからこのような事態になることは、すでにその当時から目に見えていたのです。

    我々大衆は、同じ方向に流れやすいものです。
    ですが、これをまた改善していく力も、大衆は持っていると思います。

    実際お薬だけに頼ってばかりいてよいことはありません。
    お薬には必ず副作用があります。

    副作用の影響で認知症になりやすくなってしまったり、足腰が弱ってしまっては残念です。
    そして、お薬が増えていけば、病院に行くのにお金と時間がかかります。

    人生に与えられた自分の持ち時間は限られています。
    そして、お金がかかるということが、人々の不安になっているのではないでしょうか。

    医療費負担で苦しむということになっては大変です。

    ですが、生活習慣を見直すという、ちょっとした意識の違いで、病気にかけるお金と時間が自分の有意義な人生のために使えるようになります。

    私は、今は薬剤師の仕事はせずに、短期間で自然治癒力が高まる、動き方・食べ方・生き方を研究してきました。
    まだまだ、諦めることはありません。

    ちょっとお薬だけに頼り過ぎてきたという時代を、大衆の行動によって修正していけばよいのですから。

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