睡眠

睡眠不足が高血圧を引き起こしている可能性

     

    睡眠不足が高血圧にも影響すると言われているけれども、何時間ぐらい寝たらよいだろうか。
    と思っている方も多いことでしょう。

    高血圧だけではなく、睡眠不足はいろんな病気を発症しやすくしてしまうと言われています。
    自分にベストな睡眠時間が、はっきり分かると楽ですね。

    ですが、なかなかそのように示してくれるものはありません。。
    年齢や疲れ具合、心の状態など様々なことが影響して、必要な睡眠時間も変わってしまうからです。

    また、もともと一般に言われている時間より長く寝たほうが調子がよい方もいらっしゃいます。
    逆に一般に言われている時間より短い方が調子のよい方もいらっしゃいます。

    ただよく話題に上がるのが5時間睡眠を基準にしたものです。
    専門家の研究結果を参考にしながら、睡眠時間について考えてみましょう。

    睡眠時間と死亡の危険率

    睡眠時間と死亡の危険率

    2004年のデーターですが、睡眠時間6,5時間~7,4時間あたりが死亡率が一番少なく、それよりも睡眠時間が多すぎても少なすぎても死亡率が上がってしまうということを示しています。

    この死亡原因の中には、高血圧の合併症なども含まれることでしょう。

    睡眠時間が少なすぎるとなぜ良くないか

    睡眠時間が少なすぎると次のようなリスクが出てきます。

    免疫力が落ちる

    寝ている時に、免疫細胞が活性化します。
    よって、睡眠不足になると、免疫力が落ちてしまいます。

    その結果、がんの発症リスクが上がってしまったり、風邪など感染症にかかりやすくなったりします。

    老化が進む

    寝ている間に成長ホルモンが出ます。
    このホルモンは成長する若い世代だけに必要ではありません。

    何才になっても、成長ホルモンが日々修復してくれています。
    例えば、運動したり活動した時に、細胞がらめーじを受けたり、からだが疲れたりします。

    それを日々修復してくれます。
    睡眠不足だと、成長ホルモンの分泌が悪くなり、修復が思うようにいかず老化してしまいます。

    頭痛や腰痛肩こりなど様々な症状を引き起こす

    寝不足によって、筋肉が凝り固まることによって、痛みを生じることがあります。
    また、新陳代謝が悪くなることによって、老廃物などが溜まりやすくなります。

    その結果、めまいや吐き気等、様々な不快な症状を引き起こしてしまいます。

    心の病への影響

    睡眠不足になると、脳は強いストレスを受けたり、うつ状態に近くなってしまいます。
    精神状態が不安定になりやすくなります。

    仕事など生活面への影響

    集中できない、仕事中に寝てしまう、疲れやすい、やる気が出ないなど、日常の生活に支障が生じてきます。
    また、ストレスにお弱くなったり、精神面にも影響が出てきます。

    美容面での不調

    ホルモンのバランスが崩れたり、便秘などによる肌荒れがおこったり、髪がパサつくなど美容面にもいろいろ影響が出てしまいます。

    睡眠時間が多すぎても良くないのはなぜか

    睡眠が少ないと様々な不調を引き起こしてしまいますが、長ければ長い方が良いというわけでもありません。

    寝すぎることによって、新陳代謝が悪くなり、中性脂肪を増やし、善玉コレステロールを減らすと言われています。
    また、必要以上に頭の血管が広がってしまい、偏頭痛が起こってしまうことがあります。

    鬱になりやすかったり、脳にも影響がでるようです。

    5時間を境にどのようなことが言われているか。

    睡眠時間が5時間を切る日が続くと、脳はチューハイを数杯飲んだときと同じくらい機能が低下すると、睡眠研究の第一人者として知られる睡眠評価研究機構の白川修一郎代表は指摘しています。

    睡眠時間が6時間と5時間の2つのグループを比較すると、睡眠時間が少ないほど高血圧になる割合が37%も高いことが分かっています(シカゴ大学保健学部の調査)

    睡眠時間が5時間以下の人では、7~8時間睡眠をとっている人に比べて、高血圧の発症率が2倍に増えるという報告があります。

    5時間睡眠と6時間睡眠この差の一時間

    レム睡眠

    参考:眠りの世界を支配する、ノム睡眠とノンレム睡眠―心斎橋西川

    眠りにはノンレム睡眠とレム睡眠があります。

    ノンレム睡眠とは

    ノンレム睡眠は脳が眠っている状態で、脳を守り、修復する働きがあります。
    床に就くと、うとうとする眠りの第一段階から、少しずつ深い眠りに進み、深い眠りの第四段階へと進みます。

    レム睡眠とは

    ノンレム睡眠の後、浅い眠りのレム睡眠が起こります。
    レム睡眠は、からだが眠っている状態で、脳を育て、創る働きがあります。

    一回の眠りでノンレム睡眠とレム睡眠は4~5回

    ノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しながら、次第にレム睡眠の時間が長くなって覚醒します。
    ノンレム睡眠とレム睡眠は、1セットで一晩に4~5回繰り返されます。

    この時、メラトニンや成長ホルモン、そしてコルチゾールなどの多くのホルモンもかかわって、脳が修復され、活性化されます。

    ということは、5時間睡眠と6時間睡眠、1時間違うということは、いろんなホルモンもしっかり働いて脳の機能を調整していくわけですが、その時間が一時間も違うことになります。

    毎日それが続くとしたら、しっかり休んでいる人と、睡眠不足の状態の人では、脳を守ったり、創ったりする充分にできないことでしょう。

    最期に

    睡眠は多すぎても少なすぎても死亡率が上がってしまったり、からだに悪影響が生じます。
    人間には、それぞれの目的に合わせた生活があるから時間を頂いているのではないでしょうか。

    明日は、起きたらどんな一日にしようか。
    そのように考えて休むことも良いでしょう。

    何時間寝たら、ベストコンディションを保てるかということは、自分の感覚でしかわかりませんが、5時間ぐらい寝ていて、どうも疲れが取れないという方は、6~8時間の睡眠を試してみることをお勧めします。

    もしかしたら5時間ではうまくからだの疲れが取れてないかもしれません。
    また、からだの疲れだけではなく、心の疲れや、仕事の能率などにも影響することがあります。

    睡眠はからだの疲れを取るという目的だけではなく、「より良い明日の為にとる」と捉えて、自分に合った時間を見つけてみましょう。

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