糖尿病

糖尿病の合併症として認知症が注目されている訳

     

    糖尿病の合併症というと、糖尿病性網膜症、糖尿病腎症、糖尿病性神経障害が三大合併症としてよく知られていますが、最近それに加えて認知症も注目されていることをご存知でしょうか。

    糖尿病患者の認知症のリスクは、非糖尿病患者の2倍になると言われています。
    なぜ、こんなにも糖尿病の合併症として認知症が増えてきたのかお伝えします。

    「アルツハイマー型」と「脳血管型」に分けられる認知症

    認知症は大きくこの二つに分けられます。

    「アルツハイマー型」認知症とは

    このアルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβータウたんぱく質という特殊なたんぱく質が蓄積してしまい、神経細胞が壊れて減っていき、認知機能が働かなくなっていくと考えられています。

    • アミロイドβーは脳神経細胞の老廃物
    • タウタンパク質ー中枢神経細胞に多く存在し、脳の神経ネットワークに関する機能に必須なタンパク質であるが、異常が生じると神経細胞の死を招いてしまう

    また、脳が委縮して機能が落ちてしまいます。

    糖尿病と「アルツハイマー型」認知症との関係

    私達は食べ物を食べた後、その栄養をブドウ糖というエネルギーにして血液の中に送り込みます。
    そうすると、膵臓からインシュリンが出て、そのブドウ糖を、筋肉や脳や、肝臓など必要なところに運んで使われます。

    よって、血糖値が下がります。
    糖尿病になると、膵臓からのインシュリンの働きが悪くなります。

    そうすると、ブドウ糖を必要なところに運ぶことができなくなり、身体はもっとインシュリンを出してほしいと要求します。
    インシュリンがたくさん分泌されてしまい、「高インシュリン血症」となります。

    脳でインシュリンが多くなると、そのインシュリンの分解の方が優先されて、アミロイドβーの分解がおろそかにになり、脳神経細胞の老廃物が蓄積していきます。

    そして脳の中でインシュリン作用が悪くなると、本当は脳の神経ネットワークに働く、タウタンパク質がリン酸化してしまい働けなくなる為、脳神経細胞の死を招いてしまうのです。

    糖尿病と「脳血管型」認知症との関係

    「脳血管型」認知症とは、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など、脳の血管が出血したり詰まったりして、脳細胞に酸素や栄養が送られなくなり、脳細胞が死んでしまって働けないことで起こります。

    糖尿病が進むと、動脈硬化も進んでいると考えられます。
    よって、糖尿病と脳血管型認知症が関係のあることがわかります。

    この「アルツハイマー型」と「脳血管型」の2つが両方関わっていることもあります。

    血糖値を下げることだけ考えると大きな落とし穴が、、

    糖尿病と認知症の関係があることをお伝えしてきました。
    ここで気を付けなければならないことがあります。

    糖尿病から認知症を併発しては大変!、高血糖にならないよう、ヘモグロビンA1c(HbA1c)を下げようと、お薬だけで血糖コントロールをした時、血糖値が下がり過ぎないように注意が必要です。

    ヘモグロビンA1cについて、詳しくはこちらを:ヘモグロビンA1cを下げる方法

    お薬で血糖値が下がり過ぎると今度は低血糖が問題となってしまいます。
    特に高齢者では、重症低血糖が生じると認知症の発症率が、上昇してしまうのです。

    糖尿病だと、血糖値を下げるお薬が出ます。
    高血糖も良くないですが、下がり過ぎるも低血糖を招いてしまいます。

    低血糖ということは、脳にも栄養が行きにくくなり、この場合も認知症が起こりやすくなってしまうのです。
    MMSEという認知症の疑いがあるかどうかの測定でも、低血糖と認知症の相関関係が報告されています。

    ヘモグロビンA1c(HbA1c))は単なる平均値なので、その数値は良いからと安心していても、もしかしたら一日の中で高血糖の状態、そしてお薬を飲んで低血糖という状態が起こっているかもしれません。

    特に高齢になるほど注意が必要です。
    糖尿病の方は、高血糖、低血糖どちらも考慮しなければなりません。

    血糖を緩やかにコントロールする

    お薬には「血圧を下げる!」という使命が託されて作られています。
    ですから、どのような方でも下げる方向に働きます。

    よって、急激な変動が身体に影響してしまいます。
    今まで脳に通っていた血液や酸素が急に行きにくくなっては、脳の働きは落ちてしまいます。

    よって、お薬だけで下げるのではなく、穏やかな変化をもたらす、食事や運動などにも気を付けることが重要です。

    • 小まめに身体を動かす
    • 熟睡をしてアミロイドβーが蓄積しないようにする
    • 血糖値が上がるときも緩やかに上がるよう食事の工夫をする

    最後に

    糖尿病で認知症になり、インシュリンを打ったかどうかも分からなくなってしまう。
    お薬を何回飲んだかわからなくなってしまう。

    そういう方が増えています。
    低血糖で急に寒くなり、がたがたと、からだが震えてしまっている方にお会いしたことがあります。

    朝、お菓子だけを食べて、そして糖尿病の薬を飲んできた、そう言われました。
    お薬を飲んでいれば安心と、思っていたようです。

    数値を下げるだけの治療ではなく、なぜそれを飲むか。
    どういうことに気を付けながら飲まなければいけないのか。

    と、認知症にならないように自分で自覚しながら生きていかなければなりません。
    お薬を飲んでいたり、インシュリンを打っている方も、気になる症状があれば小まめにお医者さんにお伝えしましょう。

    高血糖にならないように生活習慣に気を付けることはもちろんのこと、自分を守る為に、お薬と自分との関係にも心を向けて暮らしていくことが大切です。

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