健康

健康診断の数値が悪い時にウォーキングをする大事な理由

     

    健康診断の数値が悪いと不安になったりしますよね。
    健康診断の数値をよくするためにウォーキングが大事と聞いたりはするけど、なかなか実践できなかったりしませんか?

    ただ単にウォーキングといっても、歩けば改善されるだけではなく、ウォーキングの仕方によっても数値の改善が全く違うんです!

    健康診断の数値を良くする為に、ウォーキングも良いと言われて、テレビの健康番組などでもよく取り上げられています。
    理屈・理論は分かっているけれども、自分で実践して改善していくことは難しいですね。

    人の心はなかなか理屈・理論だけでは動かないものです。
    健診数値も理屈・理論だけでは改善が難しい、もっと別の見方が必要だという事を、ある勉強会に出て気付きました。

    糖尿病指導の勉強会の時のことです

    お医者さん、看護婦さん、薬剤師、栄養士などがグループを作り、糖尿病の症例検討会の勉強会がありました。
    症例検討会ではこのような患者さんに、どう指導をするかとテーマを設けて意見交換をします。

    例えば、60歳の男性が何種類の薬とインシュリンを使っていた。
    65歳になった時は、症状が悪化して腎機能も落ちてきた。

    しかし、本人はインシュリンを3回打たなければならないのに、2回しか打っていない。
    どのような指導をすると、打ってもらえるか。
    なぜこの人は、3回打たないのだろうか。

    ご本人がいないので、答えは出ないのですが、グループごとに様々な意見が出ます。
    それを参考に、医療従事者は、自分達のそれぞれの職場で活かすという勉強会です。

    その症例検討会の後、心理学の先生の講演があり、この検討会の様子を見ていた先生はこのようにおっしゃいました。

    「本当の答えは、その方が知っておられるのではないでしょうか。」
    「身体の声を聴くということが大事です。」
    とも
    おっしゃいました。

    こうでなければならないと、理屈・理論中心で捉えそれに従ってもらおうとしてきた医療。
    どうも、それだけでは、真に患者さんが幸せになれない。

    患者さんは本当は、心の奥でどう思って生きているのか。
    もっと寄り添って、身体の声を一緒に聴こうとする姿勢が大事なのだと思います。

    私は、居合や空手などの武道を学んでいます。
    そして、これは武道で言うところの感性を高めるということではないかと思いました。

    皆さんは、感性について、考えたことは、ありますか。

    感性とは

    辞書で調べてみると、感性とは次のように書かれています。

    理屈で考えるのではなく、感覚で受け取る能力
    物事を心に深く感じ取る働き、感受性が鋭い、豊かな感性
    外界から、刺激を受け取る感受的能力

    生きている武道空手の達人、と言われている柳川昌弘先生は「武道的感性の高め方」という本で、鋭い勘で人生に勝利するための考え方と実践方法を書いています。

    人生に勝利というのは、何も相手を倒すという事ではなく、自分の人生の目的に繋がるような生き方をするという事ではないでしょうか。

    人生の目的に繋がる為に、途中で、健康を損ねてしまっては、残念です。
    身体の声を聴き、感性を高め、健康であることが人生の勝利にも大きく影響します。

    感性を高めることは難しいことではなく、身近にウォーキングでも高めることができます。

     感性を高めるウォーキング

    ウォーキングと言っても、いろんなやり方がありますね。

    よく言われているのは、1万歩とかある程度距離を歩いて有酸素運動をする。
    手をしっかり振って、歩幅を大きく、踵からついて、つま先で蹴る。

    これらは、部分を意識した歩き方で、これらも一つの歩き方です。
    ですが、こうやらねばと思いこんでしまうと、それがストレスの原因となってしまう場合もあります。

    また、一般的なマニュアルに捉われると、膝が痛いのは自分のどういう動きに問題があるか。
    大事な、からだの声を聴くという事を聞き逃してしまう事にもなりかねません。

    五感を使って歩きましょう♪

    肌で感じることです。
    全身で自然を感じてみましょう。

    頑張らなければならないと思っていたウォーキングが、気持ちも安らげるウォーキングに変わっていきます。

    目を使って、四季折々の景色の変化を楽しんでみたり、
    耳を使って、鳥の声を聴いたり、川の音を聞いたり、
    鼻を使って、草花のにおいをかいだり、潮の香りをかいだり、

    そして、そのことに対して、心の中から、出てくる感情を大切にしましょう。

    春だなあ、木々の香りでさわやかになるなあ。と少しずつ、周りのことに興味も覚えて歩くことが楽しくなります。
    楽しい気持ちが、脳にも効果的な刺激となります。

    また、五感を使うことによって、内臓の働きも良くなります。
    その結果が健診数値にも反映されてきます。

    まとめ

    健診で、高血圧や糖尿病など、生活習慣病が心配な時、運動不足ではないかと思われる方も多いことでしょう。

    運動なら、まずはウォーキングから始めて見たがあまり良い効果が出なくて、やめてしまったという方もいらっしゃると思います。

    その方々は、もしかしたら、肩に力を入れ頑張ってウォーキングをしていたのかもしれません。
    もうすぐ、季節は春です。

    五感を使ってウォーキングをするのには、最適の季節になります。
    健診数値が改善することを楽しみに、感性が高まるウォーキングをしてみましょう♪

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